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鳥取砂丘の穴場スポットハイク!「一里松」から馬の背を横向きにアタックする絶景ルートを紹介

鳥取砂丘の穴場絶景スポットの紹介です。観光名所となっている「馬の背」に正面からではなく西側から横向きに向かうコースです。往復で約3㎞ほどになるため、ちょっとしたハイキングとなります。砂地は足元を取られやすく、起伏に富んでいるためトレーニングコースとしてもおすすめです。
今まで見たことのない鳥取砂丘を体験できる砂丘ハイキングをレポートします。
一里松と有島武郎の歌碑
スタート地点にある鳥取市の指定保存樹木「一里松」です。江戸時代に植樹されたもので、かつては街道を旅する人たちがこの木陰で休憩したりお茶を飲んだりしたそうです。
かたわらには大正期の文豪、有島武郎の歌碑も立っています。実は、鳥取砂丘の「さきゅう」という読み方を最初に使ったのは有島武夫とも言われています。それ以前は正式な呼び方はなかったのだそうです。
砂丘ハイキングスタート
一里松の横手から砂地に踏み込んで行きます。訪れた日は快晴で湿度が低く、適度に風があり体感温度はかなり快適でした。
砂防林の間の小路を抜けると、
目の前が開けます。遠くに小さく見える白い丘が砂丘のシンボル馬の背です。
ガラリと変わる風景
馬の背を目指し進んでいくと、下り坂になる場所で景色が一変します。砂地に草原が現れました。
コウボウムギという植物の仲間です。砂地に生息する珍しい植物ですが、海岸線の侵食により生息数が減っているようです。
一方で外来種の繁殖も問題化しています。天然記念物に指定されているため除草剤が使えず、対策は人力による除草だけです。砂丘の知らなかった一面を見ました。
砂丘を横から鑑賞
草原地帯を過ぎ、丘陵地帯をさらに進みます。
馬の背の西側に到達しました!まさに砂丘独り占めスポットですね。縦に長い鳥取砂丘は地元民としても初めての経験です。
天気が良かったため、空の蒼と海の碧と砂の白まで独り占めできました。こんな広い空間に一人きりになる体験は、国内でも珍しいのではないでしょうか。心に迫ってくる風景でした。
鳥取砂丘穴場スポットまとめ
鳥取砂丘の穴場絶景スポットのハイキング体験をレポートしました。途中で休憩を取ったり、写真のために立ち止まったりしながらゆっくり進みました。
往復で45分ほどの道のりです。あらかじめ水分とゼリー飲料のような補食を準備し、こまめに補給を行いました。
2025年現在、鳥取砂丘周辺も高温になりやすく、熱中症対策は必須です。今回は気候に恵まれましたが、散策の基本は無理をしないことです。
気温が高かったり風が強かったりしたら、予定を変更することも大切です。その時は、砂丘周辺の他の観光スポットをぜひ楽しんでください。